収益化条件をやっとの思いで満たし「YouTubeでいざ広告費を稼げる!」となった段階で収益化が無効になったらショックですよね。
YouTubeの収益化無効は、突然やってきます。
こちらのページでは、YouTubeの収益化無効になる理由や、無効になったらどうなるか、できる対策などについてご紹介します。
YouTubeの収益化無効を回避し、収益を着実に伸ばしていくためにも、しっかりと収益化ルールをマスターしておきましょう。
YouTubeの収益化が無効になる4つの理由
YouTubeの収益化が無効になるケースとして、
- ガイドライン違反
- ポリシー違反
- 年齢制限
- 著作権やコンテンツID違反
これら4つの理由が考えられます。
YouTubeでの収益化ガイドライン違反
YouTubeの収益化で遵守すべきガイドラインには、
- コミュニティガイドライン
- 広告掲載に適したコンテンツのガイドライン
の2つのガイドラインがあります。
コミュニティガイドラインでは
- スパム、欺瞞行為、詐欺
- ヌードや性的なコンテンツ
- 子どもの安全
- 有害または危険なコンテンツ
- ヘイトスピーチ
- ハラスメント(嫌がらせ)やネットいじめ
これらのコンテンツが収益化の対象外とされていますし、さらに広告掲載に適したコンテンツのガイドラインでも、
- 不適切な表現
- 暴力
- アダルト コンテンツ
- 衝撃的なコンテンツ
- 有害または危険な行為
- 差別的または中傷的なコンテンツ
- 危険ドラッグや薬物に関連するコンテンツ
- 銃器に関連するコンテンツ
- 物議を醸す問題
- デリケートな事象
- 扇動的、侮辱的なコンテンツ
- タバコに関連するコンテンツ
- ファミリー コンテンツに含まれる成人向けのテーマ
これらに該当するものは広告掲載に適さないと判断され、収益化無効となります。
YouTubeでの収益化ポリシー違反
ポリシー違反では、
- 繰り返しの多いコンテンツ
- 再利用されたコンテンツ
の2つが該当します。
繰り返しの多いコンテンツというのは、オリジナリティがなくコンテンツ内容が他と類似していて区別がつかないようなものを指します。
再利用されたコンテンツは、テレビや他の動画をパクっただけの動画などを指します。
こういったコンテンツでは収益化が認められず無効となります。
YouTube動画の年齢制限
YouTubeでは、年齢制限が設定されている動画でも広告収入を得ることができます。ですが、肝心の広告を出す側の企業としては、年齢制限のかかっているようなコンテンツに動画を出すことを望まないケースが多いのです。
これが顕著に現れて収益化が無効、または一部制限される場合があります。
YouTube動画における著作権やコンテンツID違反
動画をアップロードすると、コンテンツID違反については自動チェックが入るシステムになっていて、投稿完了前に状況を把握することが可能ですが、著作権についてはYouTubeが判断することはないので完全にスルーされます。
これは、YouTubeがOKを出したということではなく、YouTubeはそういうスタンスなのです。
YouTubeのチェックで通っても、著作権者が直接YouTubeに申し立てをすれば、YouTubeはそれに従うこととなります。あくまでも中立ということですね。
著作権については、収益化はもちろん、チャンネルの存続にも関わる部分なので、しっかり把握して回避しておきましょう。
著作権者からの申し立ては非常に強い威力があるのです。
YouTubeの収益化が無効になるとどうなる?
収益化が有効な状態では収益化マークが緑色になっています。
収益化に問題があると黄色、対象外なら赤色に変わります。
YouTubeの収益化アイコンが黄色の場合
収益化アイコンの黄色は、収益化が無効となっていたり、一部制限が発生していたりといった状況を意味します。ステータスに
- 「広告表示なし、または表示制限あり。審査をリクエストできます」
- 「広告表示なし、または表示制限あり。現在、動画は審査中です」
- 「広告表示なし、または表示制限あり。人間による審査によって確定されました」
この3つのいずれかが表示されます。
「広告表示なし、または表示制限あり。審査をリクエストできます」の場合は、そのチェックが機械的なもので行われており、不適切と思われる場合は審査リクエストすれば人の目でチェックしてもらえます。
審査中は「現在、動画は審査中です」と表示されますので審査が終わるまで待ちましょう。
人による審査が完了すれば、「人間による審査によって確定されました」として、最終結果が表示されます。ここでアイコンが緑に変更されれば収益化が再開されますが、黄色のまま変更がなければそのまま、収益が減少もしくは無くなることとなります。
YouTubeの収益化アイコンが赤色の場合
これは著作権侵害によって申し立てを受けている場合に表示されます。YouTubeでは収益化が有効であるものの、申し立てによって無効化されている状態です。
こうした事態を避けるためにも、著作権やガイドラインやポリシー違反などにかからないように対策をしておきましょう。
YouTubeの収益化でも規約変更は突然に
YouTubeのガイドラインなど、規約については突然の変更が行われることが多々あります。
収益化するための条件も過去には1万再生でOKだったものが、2018年2月に
- チャンネル登録者1,000人以上
- 過去12ヶ月間の総再生時間4,000時間以上
の2つの条件をクリアすることと変更されました。
それまで収益化できていたチャンネルも、30日間の猶予期間はあったものの、条件に外れれば収益化が無効とされたのです。
また、コロナウィルス関連のコンテンツでも、2020年2月に非収益化の対象となりました。
当初はコンテンツの内容に関わらずコロナやウィルスといったフレーズが入っているだけで収益化がストップするほどに厳しく規制されましたが、現在は規約を更新しており、やや緩和されています。
このように、YouTubeでは様々に規約も更新されていますので、収益化を継続するのであれば目を配っておく必要があるでしょう。
収益化が無効になった場合には、ステータスなどを確認、できる範囲で修正や削除などした上で、必要に応じて再審査などを行っていきましょう。