YouTubeにアップした動画、バックアップはしていますか?
撮影や編集で手間も時間もかけた動画が跡形もなく消失してしまうなんて、想像もしたくないですよね。
このページでは、Googleのダウンロード機能を活用してYouTubeに投稿している動画データをまとめてバックアップする手順を、キャプチャ付きで詳しくわかりやすく解説します。
これまでの苦労の積み重ねである動画コンテンツを大切にバックアップしつつ、さらなるチャンネル育成を目指して動画投稿に励みましょう。
YouTubeのバックアップは必要?
YouTubeの動画は、バックアップしておくことをおすすめします。
YouTubeにアップしている動画は、常に削除されたりアカウントBANされたりといったリスクがあるもの。ときには自分の動画に非がないのに、アカウントBANされるなんてこともあり得ます。
手間や時間、費用もかけて作成した動画がすべて消えてしまっても問題ないと思えるのであれば、バックアップする必要はありませんが、なかなかそうは考えられないでしょう。
いきなりの動画削除やアカウントBANは、無料で利用できるプラットフォームならではのリスクともいえますが、万が一のときに被害を最小限に抑えられるよう、せめて動画のバックアップはしておきたいですよね。
YouTubeのバックアップは、動画をアップロードするごとにPCや外付けHDD、クラウドストレージに保存していれば十分なのですが、複数の動画をアップロードしてからまとめてバックアップしたいとなると、手間も時間もPCの負荷も大きくなるでしょう。
そこで活用したいのが、Googleの機能を活用したバックアップ方法です。
YouTubeのバックアップ方法
YouTubeの動画は、Googleのバックアップ機能で一括ダウンロードできます。どこからどのように自分の動画をダウンロードするのか、できるだけわかりやすく解説します。
ここではパソコンの操作キャプチャで手順を紹介しますが、Googleアプリからもほぼ同様の手順でバックアップ可能です。早速見ていきましょう。
Googleにログインした状態で、画面右上にある自分のアイコンをクリックします。
以下の表示になるので、ここで[Googleアカウントを管理]をクリック。スマホアプリの場合は、[Googleアカウントにアクセス]となっています。
左サイドにある[データとプライバシー]のメニューをクリックすると以下の画面になるので、下にスクロールします。
「データとプライバシー」の画面を下にスクロールすると以下の表示があるので、[データをダウンロード]のメニューをクリック。
「Googleデータエクスポート」の画面では、①すべての項目にチェックが入っているので、②「選択をすべて解除」をクリックします。画面を下にスクロールしてYouTubeの項目を見つけてください。
①「YouTubeとYouTube Music」の項目にチェックを入れ、②[YouTubeのすべてのデータが含まれます]をクリック。
以下のポップアップメニューが表示され、ここでもすべてにチェックが入っていますのでチェックを解除し、動画等バックアップしたい項目にチェックを入れ[OK]で進みましょう。
YouTubeを選択した画面に戻ったら一番下までスクロールして、[次のステップ]のボタンをクリック。
続いて、以下の画面になります。①から④の項目を選択し、⑤の[エクスポートを作成]をクリックします。①から④の各項目については、次に解説します。
①のエクスポート先の選択肢は、以下の5つから選択可能。
- ダウンロード リンクをメールで送信
- Google ドライブに追加
- Dropboxに追加
- OneDriveに追加
- Boxに追加
②の頻度は、今回のみか定期的にダウンロードするかの選択です。
③のファイル形式は「.zip」と「.tgz」と選択できますが、解凍しやすい「.zip」を選べば問題ないでしょう。
④のファイルサイズには、「1GB」「2GB」「4GB」「10GB」「50GB」の5つの選択肢があり、ここに説明書きがあるとおり、ダウンロードするデータが選択したサイズ以上だと、データが分割されます。
続いて、上の図の①で「ダウンロード リンクをメールで送信」を選択した場合の流れを解説します。
データの容量にもよりますが、ダンロードには時間がかかるので、メールが届くのを待ちましょう。
ダウンロードが完了すると、Gmailで以下の通知が届きます。①でエクスポート管理の画面にジャンプします。②でバックアップファイルをダウンロードできます。
上のメール内で①の[エクスポートを管理]のボタンをクリックすると以下の画面になり、期限内であればここからもダウンロードできます。ちなみに、有効期限(ダウンドーロした日から7日間)はここからダウンロードできる期間で、データの有効期限ではありません。
YouTubeブランドアカウントのバックアップ
YouTubeのバックアップをする際に「自分の動画が表示されない」という場合は、ブランドアカウントの動画ではありませんか?
ブランドアカウントの動画は、該当するアカウントでのバックアップ作業が必要です。
ブランドアカウントの動画をバックアップする際は、先に紹介したバックアップ方法の最初の段階で、ブランドアカウントの選択をすればOKです。
上の画像を表示させてバックアップしていく手順は、以下のとおり。
- Googleにログインして画面右上の自分のアイコンをクリック
- [Googleアカウントの管理]をクリック
- もう一度、画面右上の自分のアイコンをクリック
- [ブランドアカウント]をクリック
- 左サイドの[データとプライバシー]メニューをクリック
このあとの操作は、先に解説済みの手順と同様です。
YouTubeのバックアップデータはどこに保存する?
YouTubeのバックアップデータをどこに保存したらいいのか迷われる方もいるでしょう。
データの保存先としては、主に以下の選択肢があります。
- PC
- 外付けHDD・SSD等
- クラウドストレージ
PCや外付けHDD・SSD等で不具合が生じる可能性もゼロではないので、このいずれかと、クラウドストレージ双方に保存しておけば確実です。
クラウドストレージとしては、以下のような選択肢があります。
クラウドストレージでの保存であれば、自分の手持ちのデバイスではなく外部に保存するため、PCの買い替えや外付けドライブの故障等があっても問題ありません。
いずれの保存先でも多くのデータを保存するにはコストもかかりますので、予算や使い勝手等も考慮して、最適な保存方法を選ぶといいでしょう。
YouTubeのバックアップはGoogleの機能を活用しよう!
YouTubeのバックアップは、アップロードごとに保存をしておくのが最もスムーズな方法ですが、まとめてバックアップする必要がある場合は、今回紹介したGoogleのバックアップ機能を活用すると便利です。
保存先も複数の選択肢から選べますので、自分の使いやすい方法で大切な動画をバックアップしましょう。