YouTubeで動画をアップロードしたあとに、修正や削除など動画を管理したい場面もあるでしょう。
そんなとき、どの画面からどのように管理していくのか、わかりにくい部分もありますよね。
このページでは、YouTubeの動画を管理するための編集ページ等を詳しく解説します。
YouTubeの動画管理は、どこでどのように行えるのかを把握し、よりよいコンテンツに仕上げていきましょう。
YouTubeの動画管理をしよう!
YouTubeで動画へのアクセスを増やしたり、視聴時間等の数値を改善するためには、動画の管理も必要です。
動画の管理を行うために、まずはYouTubeのコンテンツページから見ていきましょう。
YouTubeのコンテンツページは、YouTube Studioの画面にあります。
YouTube Studioは、YouTubeのトップ画面の右上にある自分のアイコンをクリックして表示されるメニューから開けます。
YouTube Studioのトップページ、左サイドバーの[コンテンツ]メニューで開くのが以下のページです。
複数ある動画の中から編集したい動画を見つけられないときは、フィルターを活用してみてください。
フィルタには、
- タイトル(文字検索)
- 公開設定(公開状況別で検索)
- 子ども向け(子ども向けの設定別で検索)
- 視聴回数(視聴回数が指定した数値以下か以上かで検索)
- 説明(文字検索)
- 著作権の申し立て(違反ありのコンテンツ検索)
- 年齢制限(年齢制限の有無で検索)
の7項目があります。このフィルタを使えば、編集する動画を効率的に見つけ出せます。
次は、コンテンツごとに動画の管理をしていきましょう。
動画コンテンツごとのメニュー詳細
YouTubeのコンテンツメニュー内には、これまでにアップロードした動画のサムネイルが並んでおり、いずれかの動画にカーソルを合わせると、以下の5つのアイコンが表示されます。
各アイコンからは、それぞれ以下の内容にジャンプします。
- ペン型アイコン:動画の詳細画面
- グラフアイコン:YouTubeアナリティクス
- コメントアイコン:動画に寄せられたコメント
- YouTubeアイコン:YouTubeで見る
- [︙]アイコン:オプション
- タイトルと説明を編集
- 共有可能なリンクを取得
- 宣伝
- ダウンロード
- 完全に削除
宣伝メニューの右側にあるリンクマークをクリックすると、Google Adsのページにジャンプします。
Google Adsとは、自分の動画をクリック課金等で広告に出すサービスのことです。
動画コンテンツの管理画面詳細&できること
続いて、コンテンツごとの詳細ページを見ていきましょう。
動画の詳細
YouTubeスタジオの左サイドバーにある[コンテンツ]メニューをタップ、いずれかの動画サムネイルをタップすると「動画の詳細」画面が表示されます。
この動画の詳細画面では、以下の項目を編集できます。
- タイトル
- 説明文
- サムネイル
- 再生リスト
- 視聴者(子供向けや年齢制限の設定)
- チャプターの自動生成
- 場所の自動表示
- タグ
- 言語とキャプションの認定
- 撮影日と場所
- ライセンス(著作権表示)
- ショート動画のサンプリング
- カテゴリ
- コメントと評価(許可や無効)
アナリティクス
YouTubeの動画詳細で[アナリティクス]メニューをクリックすると、動画ごとの分析データをチェックできます。以下の画面はサンプルで非公開のためデーターがありませんが、公開していれば視聴回数等が数値とグラフで表示されます。右上のタブで4つのメニューを選択可能です。
4つのタブで、どんな分析が見られるのか解説します。
概要タブ
概要タブでは、視聴や再生について以下の項目をチェックできます。
- 視聴回数
- 総再生時間
- チャンネル登録者
- 平均視聴時間
- 平均再生率
リーチタブ
リーチタブでは、コンテンツ表示に関する以下のような指標をチェックできます。
- インプレッション数
- インプレッションのクリック率
- 視聴回数
- ユニーク視聴者数
- 視聴者が動画を見つけた方法
- YouTube検索語句
エンゲージメントタブ
エンゲージメントタブでは、視聴に関する以下のような指標を確認できます。
- 総再生時間
- 平均視聴時間
- 視聴者維持率
- 高評価率
- 終了画面要素のクリック率
視聴者タブ
視聴者タブでは、この動画を視聴したユーザーの以下のデータをチェックできます。
- リピーター
- ユニーク視聴者数
- チャンネル登録者
- チャンネル登録者の総再生時間
- 年齢と性別
- 上位の地域
- 字幕に利用が上位の言語
エディタ
エディタメニューでは、動画コンテンツの加工ができます。
YouTubeのコンテンツで動画を指定し、[エディタ]メニューをクリックすると、以下の画面になるので[使ってみる]をクリック。
以下が動画エディタの編集画面になります。
このエディタ編集画面では、以下の設定が可能です。
- トリミングとカット
- ぼかし
- 音声挿入
- 終了画面
- 情報カード
それぞれどのような編集ができるのか見ていきましょう。
トリミングとカット
トリミングとカットメニューを利用すると、動画の前後や一部カットが簡単操作で行えます。
ぼかし
ぼかしメニューでは、「顔のぼかし」と「カスタムぼかし」の2種類から選択可能。
画面で非表示にしたい人物等の画像があったときに、ぼかしのサイズや領域を指定したり、ぼかし対象の動きに合わせて動かすようにしたりもできます。
音声挿入
音声挿入画面では、YouTubeが提供する「オーディオライブラリ」からの音源をBGMとして挿入できます。オーディオライブラリにある楽曲は、YouTubeの動画コンテンツに著作権料無料で利用可能。
音声を入れられるのは、6時間未満の動画です。
現在、YouTubeモバイルアプリでは、動画に音声を入れられません。PCで処理しましょう。
オーディオライブラリや著作権フリーのBGM挿入については、以下の記事で詳しく紹介しています。
終了画面
YouTube動画の終了画面とは、動画の最後に「チャンネル登録してね!」といったようなアピール目的で利用できる画面のこと。5秒から20秒間のアピール動画をコンテンツの最後に追加できます。
終了画面を入れられるのは、動画の長さが25秒以上であることが条件です。
終了画面は、子ども向けに設定されている動画等一部のコンテンツでは利用不可となっています。
情報カード
YouTubebの情報カードとは、動画再生中に表示できるリンクカードのこと。
動画再生中に関連する動画のサムネイルが表示されて、そこから該当の動画URLにジャンプできる場面を見かけたことはありませんか。それが情報カードです。
情報カードでは、以下のリンクを最大5枚の情報カードで追加可能。
- 動画
- 再生リスト
- チャンネル
- 外部サイト
情報カードは、子ども向けの設定をしている動画では表示不可となっています。
コメント
動画の[コメント]メニューからは、視聴者から投稿されたコメントを動画ごとにまとめてチェックできます。
字幕
動画の[字幕]メニューでは、動画に表示させる字幕の言語を設定できます。
日本語はもちろん、様々な国の言語から選択可能。字幕の言語設定は、動画の詳細メニューからも変更可能です。
著作権
動画の[著作権]メニューでは、著作権で保護されたコンテンツがないか確認できます。
複数の動画をまとめて管理する
YouTubeにアップロードした動画のタグや説明文など、複数の動画をまとめて変更したい場合もあるでしょう。
もちろん1つ1つ動画詳細で修正できますが、一括編集できれば効率的ですよね。
YouTubeで複数の動画をまとめて編集する場合は、以下の画面のチェックボックスを利用します。
まとめて編集したい動画のチェックボックスに、チェックを入れましょう。該当の動画を選ぶ際には、チェックボックスの上にあるフィルターで、動画を選ぶと便利です。
一番上にある「動画」の欄にあるチェックボックスにチェックを入れると、全ての動画を一括選択できます。一括選択すると以下のような画面になるので、[編集]をクリック。
[編集]をクリックすると、以下の編集メニューが表示されますので、該当するメニューを選択して編集します。一括編集には、以下のメニューがあります。
- タイトル
- 説明
- タグ
- 公開設定
- 視聴者
- チャプターの自動生成
- キャプションの認定
- カテゴリ
- コメント
- 埋め込み
- ライセンス
- 録画日
- ショート動画のサンプリング
- ユーザーの評価
- 動画の言語
YouTubeの編集機能を使って再生数をアップしよう
YouTubeの動画管理で様々なデータをチェックして問題点を改善していけば、再生数や再生時間を改善できます。
一度動画をアップロードしたら終わり、ではなく、動画の管理を行いながらチャンネルへのアクセスアップ、チャンネル登録者数アップ、そして収益化を目指していきましょう。