こちらのページでは、YouTubeアカウントを複数作成できるのか、チャンネルを増やすにはどんな方法があるのか、といったことを中心に、その仕組みや気を付けるべき注意点などをわかりやすくまとめました。
よくわからないまま無駄にアカウントを作成してしまうことのないように、事前にしっかりと仕組みを理解しておきましょう。
YouTubeアカウントを複数作る方法
YouTubeのアカウントは、誰でも複数作成することができます。
YouTubeは2006年にGoogleによって買収され、今はGoogleの子会社となっています。
Googleのアカウントを作成すると、そのアカウント内で自動的にGmailやGoogleドライブが利用できますよね。
それと同様に、Googleアカウントを複数作成すれば、必然的にYouTubeアカウントも複数所有できるというわけです。
YouTubeアカウントひとつでもチャンネルを複数作成可能
YouTubeアカウントを複数作成しなくても、ひとつアカウントを持っていれば、複数のチャンネルを作成できます。
方法は簡単で、YouTubeアカウント内で、ブランドアカウントを作成すればいいのです。ブランドアカウントはひとつのアカウントで複数作成できます。
ブランドアカウントのことや追加方法等については、こちらでご紹介しています。
ここまでわかったら、次にこの2つがどう違うのか、さらに見ていきましょう。
アカウント作成とブランドアカウント作成の違い
YouTubeで複数のチャンネルを作成する方法としては、
- Googleアカウントを複数作成してYouTubeアカウントを増やす
- YouTubeアカウントの中でブランドアカウントを増やす
この2つの方法があります。どちらも違反ではありません。
いずれでも動画の投稿は可能ですし、それぞれのチャンネルごとに収益化を目指すことも可能。もちろん、収益化にはチャンネルごとの条件達成は必須です。
また、どちらでもYouTubeの管理画面で簡単にアカウントの切り替えを行うことができます。ではこの2つの方法には、どういった違いがあるのでしょうか。
Googleアカウントを複数作成してYouTubeアカウントを増やす
YouTubeアカウントを増やす(=Googleアカウントを増やす)場合は、それぞれのアカウントごとにパスワードなどを管理するといった手間があります。
YouTubeアカウントの中でブランドアカウントを増やす
ひとつのYouTubeアカウント内で、ブランドアカウントを複数作成すれば、Googleアカウントの管理はひとつで済みます。
2つの方法の違いとして挙げられるのはこれくらい。
どちらも間違いではありませんし、お好みのスタイルで運営すれば良いでしょう。ただ、どちらかと言えば、ブランドアカウントを作成する方が管理がシンプルで利便性も高いですね。
ペナルティ回避面での違いは?
アカウントを分けたり、ブランドアカウントを作成したりということがペナルティ回避になるかどうかですが、これは完全な回避策にはならないというのが正解です。
例えばそれぞれのチャンネルを収益化していれば、ひとつのアドセンスアカウントで紐づけされていますので、まとめてBANされることも可能性としては十分にあります。
YouTubeのヘルプでも
チャンネルまたはアカウントが停止されたユーザーは、他の YouTube チャンネルまたはアカウントの使用、所有、作成ができなくなる場合があります。
と明記されています。
アカウントを複数所有している場合でも、Google側は所有者が同一人物とわかりますので、同じようにすべてのチャンネルがペナルティ対象となることもあるのだと覚えておきましょう。
YouTubeを複数人で共有するにも便利なブランドアカウント
チャンネルが増えると、YouTubeを複数人で共有・管理したいという場面もありますよね。でもGoogleアカウントを共有するのはちょっと、ということもあるでしょう。そんな時こそ、ブランドアカウントが役立ちます。
ブランドアカウントでは、チャンネルごとに管理者となるユーザーを招待して、それぞれに権限を与えることができます。つまり、メインのGoogleアカウントではなく、各ブランドアカウントのみにアクセスしてもらえるのです。
ブランドアカウントの共有方法
まず、ユーザーを招待するには、その方のGmailアドレスが必要となります。もし招待する方がGoogleアカウントを持っていない場合はご本人のアカウントを作成してもらいましょう。
では、ブランドアカウント共有の手順を解説します。
ブランドアカウントを作成して、複数のメンバーと共有する場合は、共有したいブランドアカウントでYouTubeStudioにログインし、左サイドメニューから設定で進みます。
設定メニューが開くので、ここで権限を選択すると、以下の画面になりますので、権限を移行するで進みます。
次に「(チャンネル名)の権限」という画面が表示されますので、ここで、招待をクリックします。
メールの欄には、招待するメンバーのGmailアドレスを入力します。
その下のアクセス権の選択の欄をクリックすると、以下のように選択肢が展開されます。
選択肢には
- 管理者
- 編集者
- 編集者(制限付き)
- 閲覧者
- 閲覧者(制限付き)
とあり、ユーザーごとにこの権限を指定することができます。
これらはあくまでもブランドアカウントへのアクセス権限であり、元となっているGoogleアカウントへのアクセス権限はありませんので、安心してチャンネルを共有できるのです。
YouTubeでチャンネルを複数作成するときは、アカウントを複数作成することもできますが、このようにブランドアカウントを活用すればスマートですね。
あなたの管理しやすい方法を選び、効率よく動画を投稿して、確実な収益化を目指していきましょう。