アドセンスのアカウント停止、ショックですよね。
これは復活できるのか。もしダメでもアドセンスの再取得は可能なのか。
こちらのページでは、アドセンスの再取得に関する情報をまとめて、詳しくわかりやすく解説します。
アドセンスの再取得はできるのか
アドセンスの再取得について、GoogleAdSenseヘルプには、
ポリシー上の理由によりアカウントが無効となったパブリッシャー様は、今後AdSenseをご利用いただけません。そのため、新規でアカウントを開設していただくこともできません。
とあります。
→ アドセンスヘルプ
ここで言うパブリッシャーというのは、ブログ運営など広告掲載する媒体を提供する人のこと。
YouTubeで言えば、収益化したチャンネルを運営している人のことを指します。
Googleの規約によれば、アカウントが無効化されてしまったら「再取得はできない」とされているのです。
ただ、実際には、AdSenseのアカウントを再取得している人も存在します。そういった方がどのように取得したのかについて、見ていきましょう。
アドセンスアカウント停止からの復活は可能?
Googleの規約ではNGとされている「AdSenseアカウントの再取得」ですが、方法が無いわけではありません。
ただし、いずれも基本NGな内容であり、デメリットもあります。復活の方法と考えられるデメリットを合わせてみていきましょう。
名義そのままでアドセンスアカウントを再取得する方法とデメリット
名義をそのままでアドセンスアカウントを再取得するには、無効化された際の情報と被らないものを利用する、という方法があります。
おすすめはできませんが、これが完全にクリアできれば復活は可能でしょう。
まず、基本事項として、アドセンスの審査申請をするためには、
- 名前
- 住所
- 銀行口座
- メールアドレス
などの情報が必要となります。
Googleアドセンスでアカウント停止・無効化となれば、以降、これらの情報は厳しくチェック・監視されることとなるわけです。IPアドレスもGoogleに把握・監視されている可能性が高いでしょう。
名前については、同姓同名ということがあり得ますが、その他の情報が一致することは無いはず。もし一致する情報があれば、同一人物であるとバレてしまい、アカウントの再取得は難しいでしょう。
また、アドセンスアカウントの再取得ができたとしても、その後、アカウント停止の原因となったサイトに広告を貼ることで、同一人物であると認識されて再度アカウント停止になる可能性もあるのです。
つまり、アドセンスアカウントの再取得は、同一人物であると確定できる要素が1つでもあれば、実現不可能だと思っておくと良いですね。
同姓同名として、アドセンスアカウントの再取得を可能とするためには、以下のような方法が考えられます。
- 住所→バーチャルオフィス等を利用
- 銀行口座→過去に登録していない別口座を利用
- メールアドレス→別のフリーメールアドレス等を利用
- IPアドレス→別の場所から申請する
このように、全ての情報が以前と異なれば、同一人物とみなされることはないでしょう。
ただし、アドセンスの審査は、通常の新規アカウント作成時でもかなり厳しくなっています。
以前は、簡単にできたことも、現在では難しくなっているケースも多々あり、例えば、以前は半年ほどしたらあっさり審査が通ったなんていうケースもあったようですが、現在は数年経過しても通らないというケースもあります。
Googleでは、大事な広告主を守らなければ事業に影響が出ますから、厳しく対策するのは当然とも言えます。仕組みを理解して事前に対策をしておきたいこところですね。
アドセンスアカウントの再取得で家族の名義を借りる方法とデメリット
アドセンスアカウントを再取得したい場合、家族など自分以外の名義で取得する方法もあります。
ただし、この場合、その家族名義の口座での登録が必要となります。
当然、本人から口座の利用許可がもらえるかどうかが大前提ですし、金銭的な絡みが生じることもあり、家族と言えども慎重に検討したいところ。例えば、個人事業主で確定申告の際などで困ることもあるでしょう。
また、IPアドレスの紐付けなどで同一人物とみなされ、再度アカウントが無効とされてしまった場合、以降、その名義でもアドセンスのアカウントを作成することができなくなります。
報酬の受け取りだけでなく、Amazonでのアカウントなどにも影響することなので、安易に家族や友人に依頼しないことをおすすめします。
アドセンスのアカウントは一人に1つ
アドセンスのアカウントは、その規約でも一人に1つとされています。
複数のアカウントを所有することは違反になりますし、アカウント停止の原因となります。
万が一、Googleから警告などの通知が届いたら、すぐに対応することが何より大事です。放置していれば、そのままアカウントが停止されてしまいます。
アドセンスアカウントが停止されれば再取得はかなり難しく、もし審査を通過できたとしても、その後紐付けがされて、同様に停止となる可能性もあるのです。これを心得て、ポリシー違反とならないように対策をしておきたいですね。
AdSenseのポリシーは随時更新されています。長期間確認していない場合も要注意です。
アドセンスポリシー違反とは?アカウントが停止になる理由
アドセンスを利用するには、守らなければならないルールがあります。
アドセンスポリシー等に違反すれば、広告配信やアカウントが無効となる可能性もあります。
アドセンスのポリシー違反とは
アドセンスアカウントが停止となる主な理由は、広告主に損害を与える行為です。
例えば、
- 自分で広告をクリックする
- ロボットなどによる不正クリック
- 広告クリックを誘導する
- 誤解を招くような広告の貼り方
などはアドセンスのポリシー違反となります。
アドセンスでポリシー違反とみなされたら
Googleにポリシー違反と判断された場合、アドセンスアカウントページの画面左側にある[アカウント]メニューを開き、同じく左側の[ポリシーセンター]をクリックすれば、違反している内容を確認できます。
ただし、具体的にピンポイントで「ここが違反」といった内容でお知らせしてくれるわけではありません。どのポリシーに違反しているのかだけが記載されています。
自身でサイトを確認、指摘のあったポリシー違反が考えられる個所を特定して、怪しい部分を修正・削除しなければなりません。
まずは、アドセンスポリシー違反に該当するのが、サイトやチャンネル全体なのか、一部のコンテンツなのか確認して、適宜対処しましょう。
時に、納得のいかない理由でこのポリシー違反の通告を受けることもあります。
例えば、全く問題ないはずの画像が、Google側からアダルトコンテンツと判断された、なんていう事例もあります。
これは、ただの美容グッズが「Googleにはアダルトなものに見えたみたようだ」といった笑い話のような事例でしたが「もしかして」と削除したら、まさにそこが原因だったようで、警告が解除されたのです。
「アドセンスのポリシー違反なんて全く覚えが無いけど!」という場合でも、冷静にコンテンツの見直しをしながら対応していきましょう。
迅速にポリシー違反となっている個所の修正や削除を行うことで、アカウント停止を免れることができる可能性があります。
アドセンスの再取得はかなり難しいです。この段階が最終通告と捉えて、しっかりと対応しましょう。