YouTubeでコツコツ動画投稿して育ててきたチャンネルがアカウント停止になってしまったらショックですよね。アカウントやチャンネルをBANされるのだけは避けたいものです。
このページでは、YouTubeでBANされるとどうなるのか、BANされる理由や対処法などについて詳しく解説します。
アカウント停止などペナルティを受けずに、視聴者にも喜んでもらえるチャンネルを育てていきましょう。
BANとは?YouTubeでBANされるとどうなる?
YouTubeの運営ではBANという言葉は使われていませんが、YouTuberが「BANされた!」などとよく発信しているのを見かけますよね。
BANは「禁止」とか「禁止令」といった意味をもつ単語で、アカウントがBANされることを「垢バン」と表現しているのもよく目にするでしょう。
YouTubeのBANとは、一般的にYouTuberやVtuberが表現するところのチャンネル停止やアカウント停止のことです。
YouTubeでチャンネル停止となれば、チャンネル内の動画も全部削除されてしまいます。

BANされる理由
YouTubeでBANされる理由はいくつもあります。
例えば「嫌がらせ行為」があった場合、たった1回でもアカウント停止。嫌がらせ行為でのペナルティは事前の警告などもありません。
ほかにも、複数回いくつかの警告を繰り返し受けて、最終的にアカウント停止になるケースも。
YouTubeでチャンネルを開設、動画コンテンツを投稿していくためには、
- コミュニティガイドライン
- 著作権
- 収益化ポリシー
など、様々なルールを理解しておく必要があります。

ルールを理解しているつもりでも、うっかりルール違反してしまうこともあるでしょう。
Googleによると、2022年1月から2022年3月までの3ヶ月間にYouTubeで削除されたチャンネル数は「4,410,349チャンネル」とのこと。
この400万以上のチャンネル削除に伴って削除された動画の数は「99,390,911本」と、1,000万近い数になっています。
非常に多くのチャンネルがペナルティで削除されていることがわかりますね。
Googleでは、これらのチャンネルが削除された理由についても公表しており、それをまとめたのが以下の表です。
チャンネル削除の理由 | 削除された数 | 削除された割合 |
---|---|---|
スパム、誤解を招く表現、詐欺 | 3,991,755 | 90.5% |
ヌードや性的表現 | 163,878 | 3.7% |
嫌がらせやネットいじめ | 72,702 | 1.6% |
児童の安全 | 60,075 | 1.4% |
悪意のある表現、嫌がらせ行為 | 43,213 | 1.0% |
有害で危険な行為 | 26,753 | 0.6% |
なりすまし | 25,061 | 0.6% |
暴力の助長や暴力的過激主義 | 10,076 | 0.2% |
暴力的または生々しい描写 | 6,434 | 0.1% |
「スパムや誤解を招く表現、詐欺」と判断されたチャンネルの削除が圧倒的多数となっていますね。
YouTubeのコミュニティガイドラインでは、以下に該当するコンテンツを厳しくチェックしています。
- スパムと欺瞞行為
- デリケートなコンテンツ
- 暴力的または危険なコンテンツ
- 誤った情報
これらのルールに関しては、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。

特に削除数の多い「スパムと欺瞞行為」としては、以下5つのポリシーを掲げています。
スパム、欺瞞行為、詐欺に関するポリシー | 繰り返しが多いコンテンツ、誤解を与えるサムネイルなど |
なりすましに関するポリシー | 他人の投稿と認識させるチャンネルやコンテンツ |
外部リンクに関するポリシー | ガイドライン違反のコンテンツに誘導するリンク掲載 |
虚偽のエンゲージメントに関するポリシー | 再生回数や評価などを人為的に増やす行為 |
その他のポリシー | 長期間アカウントなど利用の形跡がない |
これらに該当してBANされる事例が多いので、内容をしっかり把握してリスクを回避しましょう。

YouTubeの誤BANもある
YouTubeでは機械的な判断によってアカウント停止、チャンネル停止となるケースも多数あります。人間がすべて目視チェックしているわけではないのです。
そのため、ときには大量の誤BANが発生して、Twitterなどで話題になることも。
YouTubeがユーザーにペナルティを科す際は、メール通知でその違反内容について記載があるので、まずは自分のチャンネルや動画に問題がないか、しっかりと確認しましょう。
そのうえで何も思い当たるところがなければ、YouTubeによる誤BANかもしれません。
YouTubeでBANされたときの対処法
YouTubeでBANされてしまったら、残念ながら復活の可能性はほとんどありません。
警告の段階であれば、動画の一部を修正したり、違反箇所のみ削除するなどして再審査依頼し、問題がクリアできればペナルティを解除してもらえます。
ちなみに、違反警告は、動画を削除しても消えません。コンテンツ削除では、問題解決になりませんので注意しましょう。動画を削除してしまうと違反はそのまま、再審査もできなくなってしまうだけです。
BANされた理由が正当でないと判断できる場合は、YouTubeに対して異議申し立てできます。
YouTubeに異議申し立てをする際は、情報を調査・整理したうえで、申し立ての理由を明確に伝えることが大事です。

BANを回避してチャンネルを守ろう
YouTubeでBANされると、再びチャンネルを開設するのも難しくなります。
ペナルティにならないように注意していても、思わぬところで違反とみなされる、なんてこともYouTubeでは珍しくありません。
自分のチャンネルやコンテンツを守るためにも、ルールはできる限り把握して、健全なチャンネル運営を目指したいですね。
